JR貨物 3月に輸送力増強

コンテナ1万個分 運転者不足に対応

日本貨物鉄道(田村修二社長)は15日、3月上旬から4月初旬にかけて延べ15本の臨時列車を運行するほか、86本に対する日曜日を中心とした曜日運休を解除することを決めた。

今年度の鉄道コンテナ輸送は、昨年4月に発生した熊本地震や8月以降相次いで上陸した台風による自然災害の影響を受けているものの、1月の輸送実績は前年同月比101・6%と堅調で、近年のドライバー不足を背景とした鉄道へのモーダルシフトの動きが引き続き顕著に見られる。

同社では、年度末や引越しシーズンの需要に対応するため、大阪タ~福岡タの2区間において延べ15本(12フィート換算で900個・4500㌧)の臨時列車を運転するほか、29区間延べ86本(同9660個・4万8300㌧)の運休解除により、計同1万560個(5万1800㌧)の輸送力を増強する。