ヤマト運輸 「客貨混載」を拡大
バスで宅急便 兵庫県で初
ヤマト運輸(長尾裕社長)のバスを活用した貨物輸送の導入が各地で拡大しそうだ。22日には、兵庫県の県北に位置する豊岡市内(江原地区~神鍋高原地区)を結ぶ路線バスで「客貨混載」が始まった。同社は現在、各地で実証実験を進めており、兵庫県に続き数県で近く本格導入されそうだ。
ヤマト運輸と地元バス会社が連携し、座席の一部に宅急便用の荷台スペースを確保して行う「客貨混載」は、2015年6月に岩手県、同10月に宮崎県で始まり、16年9月に北海道、同10月には熊本県でも開始、兵庫県は5番目の自治体となった。
過疎化や高齢化が進むなか、山間地域でのバス路線の維持と物流効率化による地域住民の生活サービス向上に貢献している。