対荷主、積極的に

奥田局長「要請、勧告も」

国土交通省の奥田哲也自動車局長は9月28日の定例会見で、トラックの取引環境・労働時間改善中央協議会に出席しての感想として「トラック事業者と荷主が一緒になって取り組むことが大事だが、荷主の間では今ひとつ浸透していないという発言があった。荷主への働きかけを一層やっていかなければならない」と述べた。

荷主との関係について奥田局長はさらに「荷主勧告制度の見直し、標準運送約款改正など我々としての姿勢を打ち出したので、それでもなおかつ法令違反を惹起するような取引を求める荷主の実態を把握した場合には、我々が積極的にそういう荷主を見つけ、要請、勧告などを行っていく必要がある」と述べ、厳しい姿勢で荷主への対応に臨む考えを強調した。