ヤマト 通期は黒字転換
中間赤字129億円
ヤマトホールディングス(山内雅喜社長)の2018年3月期第2四半期(4―9月)連結決算は、売上高が3・3%増の7298億200万円と増収になった一方、営業損益が128億8700万円の赤字(前年同期は209億4300万円の黒字)となった。経常損益が126億円の赤字(同209億1600万円の黒字)、当期純損失が120億8700万円(同115億5400万円の黒字)を示した。
赤字の主要因は、残業代の未払い分として第1四半期(4―6月)に52億円を追加計上したことなどが大きく影響しているが、赤字は「想定内」だ。
第1四半期時点での通期予想では、売上高、営業利益、経常利益、純利益とも黒字を見込んでおり、第2四半期での予想では、当初予想の売上高1兆4900億円を1兆5020億円と上方修正。利益はいずれも下期の改善を見込み、営業益、経常益ともに250億円、当期純利益120憶円と修正していない。