脳血管疾患の指針策定へ
年内にも国交省 事業者の対応策明記
国土交通省は、事業用自動車運転者の疾病運転防止のため、近く脳血管疾患対策ガイドラインをまとめる。脳ドックを含む脳の検査を「推奨」から格上げし、検査の結果、事業者が取るべき対応策なども定める。年度内にもガイドラインを策定し、運転者のスクリーニング検査受診を促す。
事業用自動車の健康起因事故報告件数は、2016年に過去最多の304件となり、前年と比べても25%も増えている。運行の中断など、事故に至らなかったものが大半を占めるが、約3割に当たる88件が運転中に意識障害等により運転操作が不能になったものだ。