地域の課題を共有 7自治体が状況説明
食品流通合理化検討会初会合
食品流通合理化検討会の初会合が11日に行われた。喫緊の対応が求められる食品流通について、関係者相互理解のもと、サプライチェーン全体で一貫した合理化対策を検討するもの。年度内をメドに取りまとめる。農林水産省、国土交通省、経済産業省が共同で開催し、地方自治体、発着荷主、運送業の団体関係者などで委員を構成。初会合では委員である青森、新潟、三重の3県知事と、秋田県仙北市、山形県鮭川村、福井県小浜市、愛媛県八幡浜市の4市村長が物流の状況を説明。「ライトワンマイル問題が深刻化しており、地方卸売市場を核とした共同配送システムの確立を」(新潟県)といった方向性や、「小規模産地でパレット化は困難であり、大規模産地の輸送効率化の議論とは分けて行うべき」(小浜市)など考えも聞かれた。