働きかけ478件、荷主等違反後絶たず

1カ月で129件増

貨物自動車運送事業法に基づく荷主等への「働きかけ」は3月末で478件となった。制度が施行された2019年7月以降の累計だが、2月末の339件に対し1カ月で129件と一気に増えた。「長時間の荷待ち」をはじめ依然として荷主等違反原因行為の確認が後を絶たない。国土交通省によると、トラックドライバーの時間外労働時間上限規制の適用により、荷主にも広く理解を求める必要があることから「トラックGメン」による監視体制を強化したことや、トラック運送事業者からの「意見箱」への情報提供も増加傾向で「働きかけ」の件数が大きく増加した。 「働きかけ」の次の段階である「要請」は3月末で174件、「勧告」は2件でいずれも2月末から件数は据え置き。