人手不足感3割台に緩和

TDB調査運輸・倉庫業界、コロナ影響で

運輸・倉庫業界で人手不足感が緩和している。帝国データバンク(TDB)が7月16~31日に実施した「人手不足に対する企業の動向調査」結果によると、「運輸・倉庫」業界(518社)で正社員が「不足」している企業割合は36・0%(前年同月比26・6ポイント減)となった。TDBによると、運輸・倉庫業界で人手不足割合が3割を最後に下回ったのは2012年11月の28・9%だという。
「運輸・倉庫」は新型コロナウイルスの影響により、これまで3年連続して6割台で推移していた人手不足割合が3割台まで減少した。企業からは「先行き不透明だが、潜在的にある人手不足は解決していない」という声も聞かれる。新型コロナが収束に近づく過程で再び人手不足に陥るケースも想定される。