労災1‐12月 死亡6%減
速報値で100人割れ
厚生労働省が19日発表した2020年1月から12月の労働災害発生状況の速報値によると、陸上貨物運送事業の死亡災害は前年同期比6・0%(5人)減の79人となった。20年度(1~12月)の確定値にはまだ時間を要するが100人を下回る可能性が高くなってきた。直近3年の状況は、19年度が101人、18年度102人、17年度137人と減少傾向で推移する。引き続き「交通事故(道路)」による死亡事故低減が全体を押し下げている。前年に比べ21・6%(8人)減の29人となっている。一方で「はさまれ・巻き込まれ」が倍増し14人と目立つ。また「墜落・転落」も1人増の17人と減少に歯止めがかからない。