品目別で物流改善促進

国交省 各懇談会で今年度も実証実験

国土交通省は、物流品目別に行っているトラックドライバーの労働時間改善に関する懇談会について、今年度3回程の会合を行い、それぞれガイドラインを作成する方向で進めている。25日の紙・パルプ物流の懇談会では、これまでの議論を踏まえた論点を示したほか、実証実験、実態調査、消費者も含めたアンケートを行うなど検討の進め方を確認した。荷待ち時間発生件数の多い輸送品目別に議論の場を設け、昨年11月の加工食品を皮切りに、紙・パルプ(家庭紙/洋紙・板紙の2分科会)、建築資材(集合住宅・事業用不動産/戸建の2分科会)と3品目で前年度に各3回の会合を開いた。今年度も継続し、サプライチェーン全体での物流改善に向けた取り組みを促進する。