日通 ワンストップで業容拡大
輸送モード組合せ提案増やす
日本通運は24日、東京・汐留の本社で会見を開き、昨年5月の組織改正で発足したグローバル営業戦略本部と重機建設事業部の進捗状況、取り組みについて報告した。
将来の収益の柱となる新規事業や商品開発など行うグローバル営業戦略本部について、小林弘一執行役員は、グローバル営業とワンストップ営業、アカウント営業の3つを柱に取り組み、着実に成果につなげていることを強調した。
関西ブロックのグローバルロジスティクス支店、昨年新設した中部ブロックのオートモーティブロジスティクス支店では、「従来はフォワーディング業務だけだったが、倉庫配送も獲得できた」と新規業務の受注を伸ばしていることを明らかにした。顧客ニーズを把握し、輸送モードを組み合わせて提案する機会を増やしていることが、新規業務の受注増につながっているようだ。
重機建設事業部担当の後藤康弘常務執行役員は、2019年3月末までの3カ年を期間とした中期計画の売上高目標530億円達成に向けて、新たな領域への挑戦と海外事業の拡大がカギをにぎるとの考えを示した。