移動自粛や広域迂回呼びかけ
荷主等へ滞留回避を、大雪時道路対策に追記
国土交通省は今冬の大規模車両滞留を踏まえ、2018年5月に公表した「大雪時の道路交通確保対策中間とりまとめ」に新たな対策を追記する。3日の冬期道路交通確保対策検討委員会(第5回)で追記事項案を提示した。移動の自粛や広域迂回への呼びかけを荷主も含め対象拡大するなど滞留回避の施策を示す。3月下旬から4月上旬にかけ中間取りまとめの改訂を行う。追記を検討すべき事項案として①車両滞留の回避に向けた対応②人命最優先の観点からの通行規制のあり方③滞留が発生した場合の対応――を提示した。委員からは「深刻な大雪時には道路ネットワーク機能が低下することを理解し関係者に行動を切り替えてもらう」、「広報の多頻度化の重要性を強調」、「通行止めも想定した在庫の積み増しや、国民が普段よりも多めに食料備蓄等に努めるなど普段の行動についても追記を」など意見が聞かれた。