重傷者数で削減目標 次期総合安全プラン
トラック追突事故件数も
「事業用自動車総合安全プラン2025」(21-25年度)の素案が示され、新たに重傷者数の削減目標と、各業態の特徴的な事故に対する削減目標が設定された。トラックは25年度までに死者数190人以下、重傷者数1280人以下、人身事故件数9100件以下、飲酒運転ゼロ、追突事故件数3530件以下とした。1月22日に行われた事業用自動車に係る総合的安全対策検討委員会で提示された。「事業用自動車総合安全プラン2025~安全トライアングルの定着と新たな日常における安全確保~」とし行政・事業者・利用者の〝安全トライアングル〟を継続、飲酒運転や健康起因事故対策、先進技術の開発・普及を踏まえた対策、ユニバーサルサービス提供強化を踏まえた事故防止対策を重点に推進する。コロナや自然災害など新たな日常への移行に伴う事業環境変化への安全対策にも注力する。特定テーマのうち、飲酒運転対策では、点呼の正しいタイミングの周知や、アルコール検知器の要件に結果を自動で記録・保存する機能や点呼当事者以外の者による点呼の防止措置の追加を検討する。ICTの活用による運行管理の高度化では、IT点呼の対象拡大や、自動点呼の支援機器に係る認定制度の策定、先進技術の活用による点呼以外の運行管理業務の一元化を検討する。