「トラック・物流Gメン」に改組
倉庫からも情報収集
国土交通省は昨年7月に発足した「トラックGメン」を、1日付で物流全体の適正化を図る観点から「トラック・物流Gメン」に改組し、倉庫業者からも情報収集する。また、11・12月の集中監視月間へ体制を拡充し、本省・地方運輸局の物流担当部署から29人、各都道府県トラック協会による「Gメン調査員」166人を追加し、総勢360人規模で対処する。トラックGメンはこれまで荷主等に1000件超の是正指導を行い、着実に成果を挙げている。荷待ち時間の削減など、倉庫業者の取り組みは寄託者の発・着荷主の協力が必須で、倉庫業者からの意見聴取や情報収集が不可欠となっている。新体制で倉庫業者からもトラック事業者に対し違反原因行為の疑いのある悪質な荷主等の情報収集を行うようにする。併せて、倉庫業の業界団体でも情報収集窓口を設置し、地方運輸局などと連携し情報収集を行う。昨年に引き続き11・12 月を集中監視月間とし、プッシュ型の情報収集を実施。荷主、元請事業者等に対し、トラック事業者が関係法令を遵守して事業を遂行できるよう周知・協力要請など活動を行う。