「運賃交渉に追い風」

全流協 瀬戸会長が指摘

全国物流ネットワーク協会が17日、都内で開催した賀詞交歓会の冒頭、あいさつした瀬戸薫会長(ヤマトホールディングス相談役)は、全流協が取り組む「生産性革命」の施策と、「働き方改革」について見解を述べた。

「働き方改革」に関連して、トラック運送業界の運賃交渉について瀬戸会長は「運賃値上げ交渉への理解が荷主の間で非常に進んでおり、フォローの風が吹いている」と指摘した。

瀬戸会長は、「会社に何十年もいるが、こんなことは今までなかった」と述べ、「このフォローの風をとらえて、『運賃が値上げできて良かった』というだけでなく、人材の確保、利益の確保、物流の変革などを見据えた次の投資にも使うことが大事だ」と述べ、労働条件改善だけでなく、将来への投資も促した。

瀬戸会長

瀬戸会長