キーマン 毛利次官・奥田局長
毛利次官 担い手確保へ大事な時期
奥田局長 荷主との関係正常化を
国土交通省の7月幹部人事で事務次官に就任した毛利信二氏は2日、交通運輸記者会と初めて会見し、就任の抱負などを語った。このなかで毛利次官は、トラック運送事業などの労働力不足対策について「荷待ち時間の削減や勤務形態の見直しなど、将来の担い手確保のために頑張らなければならない大事な時期だ」と述べ、さらに「自動運転がキーになる」と高速道路での隊列走行などに期待をにじませた。
国土交通省の奥田哲也自動車局長はこのほど初会見し、トラック運送事業の課題として「荷主勧告は発動されたことがないと聞き、驚いた。働き方改革でも大事なので、荷主との関係を正常化すべきだ」と述べ、隷属的な荷主との関係を見直すべきとの考えを示した。