ダブル連結用駐車予約システムを導入
コロナ禍でも物流機能維持
国土交通省は18日、新型コロナウイルス感染拡大に対応した当面の道路施策をまとめた。ウイズコロナの備えとして、物流関係では事業者が利用する休憩施設の駐車場マス整備やダブル連結トラック用の駐車予約システムを導入。一方でポストコロナでは、同日道路政策ビジョン「2040年、道路の景色が変わる」を赤羽一嘉大臣に手交。これを問題提起に道路施策を検討する。NEXCО3社の駐車マス拡充数は2018年度26カ所・約520台、19年度34カ所・約1350台に続き今年度52カ所・約810台を予定。既設駐車エリアの配置見直しで駐車マスを拡充するほか、小型車と大型車双方で弾力的に利用可能な兼用マスを整備する。利用平準化ではETCを活用し、駐車場の車種別満空情報をリアルタイムで把握できるシステムを東名・新東名のすべての休憩施設に整備(今年度以降)する。ダブル連結トラックでは、確実な休憩スペースの確保へ、NEXCО中日本がETC2・0を活用した予約駐車システムの開発に着手、今年度末を目標に運行便数が多く、休憩ニーズが高い6カ所で予約駐車スペースを整備し実証実験を行う。