トラック倒産2年連続増加
TSR調べ 人手不足関連が拡大
東京商工リサーチ(TSR)が10日まとめた2019年(1月‐12月)の道路貨物運送業の倒産件数(法的と私的を含む/負債1000万円以上)は、前年比7・7%増の196件になり、2年連続で前年を上回った。小・零細企業が多く、深刻な人手不足やコスト削減要請などが影響した。人手不足関連倒産が前年比47・6%増の31件と2013年に調査を開始以来、最多を記録。全業種の人手不足関連倒産比率約5%に対し、道路貨物運送業は15・8%と約3倍で、ドライバー不足が倒産に直結しやすい環境であることが伺える。