ドライバー不足が物流コスト押し上げ

JILS調査 0.34ポイント上昇 過去20年で最大

日本ロジスティクス協会(JILS)が12月19日発表した2016年度の物流コスト調査結果(速報値/2016年8~11月に実施/有効回答221社)によると、荷主企業の売上高物流コスト比率は前年度比0.34ポイント上昇し4.97%(全業種平均)となった。前年度に比べ0.34ポイントの上昇幅は、過去20年間で最大となった。

JILSでは、売上高物流コスト比率の上昇について「回答企業の主な会計期間である2016年3月期における人手不足を受けた輸送費などの上昇が反映された」と、深刻化しているトラックドライバー不足が企業の物流コストを押し上げたとの見方を示した。

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