ドライバー不足28万人
鉄貨協が10年後試算
鉄道貨物協会(瀬山正理事長)が2018年度本部委員会報告書でまとめた、営業用トラックドライバー需給予測によると、17年度で10・3万人と推計したドライバー不足は28年度には27・8万人まで拡大するとみている。13年度に行った前回調査から、労働時間に対する規制強化など環境変化を受けて実施したもので、トラックドライバー不足は一層深刻な状況だ。物流事業者へのアンケート調査(回答157件)では、ドライバーの確保難が一層進んだ場合の対応策として「鉄道や海運など他モードの利用比率を上げる」(58・6%)、「ドライバーの労働環境の改善など今以上に人材確保に注力」(53・5%)、「荷主企業に対し、荷待ち時間の短縮などを要請」(49・7%)などをあげている。