全ト協 業界の働き方改革へ

坂本会長「馬渡氏中心に検討」

全日本トラック協会(坂本克己会長)の2018年度事業計画骨子案および収支予算案を審議する理事会が8日、都内で開かれ、今後政府が進める働き方改革実行計画に沿って、業界の働き方改革に本格的に取り組むことを決めた。

理事会に先立ちあいさつした坂本会長は、健全経営の実現に向け、働き方改革に取り組んでいくことを強調。そのため、馬渡雅敏副会長を中心に全方位で検討を進める考えを明らかにした。

たとえばIoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)、またはロボティクスなどを取り込んだ効率化、省力化を行い、人手不足への対応も議論していく。今後、時間外労働の上限規制や、割増賃金率の適用に備え、業界の職場、経営環境を整えていく。

標準約款の届出を促す坂本会長

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