出版輸送 物流維持もう限界
14社中12社が「成り立たぬ」
雑誌・書籍など出版物輸送を行う23社で構成する東京都トラック協会出版・印刷・製本・取次専門部会(部会長=瀧澤賢司ライオン運輸社長)が、会員企業の経営実態把握のために緊急調査を行った。輸送量の減少が進み、各社の収益が悪化しているためだ。その結果、従来の重量制運賃では、事業維持が困難などとして、1~3年以内の撤退を考えている事業者が全体の3割に上ることが分かった。8月21日都内で開いた出版社、出版取次、製本、印刷事業者などとの定期懇談会で明らかにした。