国交省 インドの貨物鉄道を実証
日通に委託 定時運行と共同集荷
国土交通省は12日、インドの貨物鉄道を活用するため、ダイヤに基づく定時運行と共同集荷による実証事業を行うと発表した。
事業は、日本通運に委託し、20~26日にかけてデリー~バンガロール間(約2200km)で行う。
インドでは、増大する物流需要に対応するため、貨物専用鉄道建設計画が日本の円借款により進められているが、現状の貨物鉄道は運行ダイヤが存在せず、貨物が40両に満たないと出発しないため定時性がなく、荷主はトラック輸送を選択し、貨物鉄道が十分に活用されていない。
日本側がダイヤの設定をインド鉄道省に働きかけ、昨年6月からデリー~バンガロール間で週1回の定時運行が始まり、リードタイムの大幅な短縮が図られたが、今回の実証では同区間で新たな便を追加運行する。