積込み・取卸し料を明確化
国土交通省は26日、トラック運送の運賃部分と積み込みなどの諸料金を明確に区分し、事業者に収受を促すことを内容とした標準貨物自動車事業約款改正案をまとめ、運賃・料金検討会(座長=藤井聡京大大学院教授)に提示した。手待ち時間は「待機時間料」に整理し、附帯業務には「横持ち・縦持ち」なども明記する。親会議である取引環境・労働時間改善協議会にも報告し、意見募集などを経て早ければ今夏にも施行する。運送取引では、荷物の積込み・取卸しなどを無償のサービスとして提供する場合も多いが、料金として別途収受することで、運送収入のアップを図る。