日通 特積み運賃9.7%値上げ

待機時間料、日祝配達料も設定

日本通運(齋藤充社長)は1日、積合わせ運賃・料金および運賃料金適用方を改定し、3日国土交通省に届け出た。同社の特別積合せ貨物運送「アロー便」が取り扱う全ての貨物に適用される。

特積み運賃の値上げは2014年以来3年ぶりで、値上げ率は3年前と同じ9・7%。

労働力人口の減少によるドライバー不足の顕在化など厳しい状況のなかで、安定的で良質な輸送サービスを継続して提供していくため、改定に踏み切った。

運賃料金適用方には、待機時間料と日祝日配達料をそれぞれ収受することを明記した。待機時間料は、発着いずれかの荷主の責により30分以上車両を留置された場合、日通が定めた金額を収受する。日祝日配達料は、日祝日指定の配達貨物について同じく定めた金額を収受する。今後、顧客と個別に交渉を行っていく。