日通新本社「NXグループ統合拠点」完成
陸海空 総合力発揮へ
日本通運(齋藤充社長)が東京・千代田区神田和泉町に建設を進めていた新たな本社ビル「NXグループ統合拠点(仮称)」が完成した。日通グループは来年1月4日にホールディングス体制へ移行するのに合わせ移転し、グランドオープンする。「NXグループ統合拠点」は地上13階、地下1階の鉄骨造り。敷地面積は7298平方㍍、建築面積3097平方㍍、延床面積4万2585平方㍍。現在の汐留本社ビルにある本社機能をはじめ、陸・海・空の機能を持つ支店およびグループ会社が年内中に入居する。入居予定会社は12社。NIPPON EXPRESSホールディングス、日本通運、日本海運、日通トランスポート、日通・NPロジスティクス、日通NECロジスティクス、日通不動産、日通総合研究所、日通情報システム、日通キャピタル、日通ハートフル、琉球物流が10月より順次移転を開始する。支店、グループ会社が集約することで会社・部署間の壁をなくす。組織を機能別に融合させることで、総合力を発揮できるワンストップ体制を一層推進しグループ経営力を高める狙い。一方で新本社を機に、仕事のプロセスや働く職場環境、ワークスタイルの変革にも取り組んでいく。新本社ビルの所在地は、日本通運の前身である内国通運が拠点を構えていた場所。再び神田和泉町の地に戻る。また、現在の汐留本社ビルについては賃貸または売却することを検討していく。住所は、東京都千代田区神田和泉町2番地。