物流インフラ強靭化を

港湾の防災減災対策で方向性

自然災害が頻発化する中で、国は物流インフラ強靭化への新たな方向性を示す。港湾における総合的な防災・減災対策をとりまとめる議論がスタートし、台風への対応や災害時の支援物資輸送拠点の観点からも方策を打ち出す。19日の交通政策審議会港湾分科会防災部会で初会合が開かれ、近年の災害による被害状況と課題、ハード、ソフト一体となった検討の方向性を示した。また道路政策でも新たに策定するビジョンにおいて、耐災害性の強化や性能基準統一によるネットワーク機能などを重点に盛り込む考えで、災害時の人流・物流確保に力点が置かれる。