行政・事業者・組合 三位一体で
事業法改正 荷主の理解・協力を
全日本トラック協会(坂本克己会長)は22日、東京・千代田区のパレスホテル東京で新年賀詞交
歓会を開催し、約700人が出席した。
あいさつした坂本会長は昨年相次いだ自然災害にふれ、「緊急物資配送を担い感じたことは、道路
整備が行き届いていないところがあること。我々の仕事も、特に高速道路が全国にしっかりと根付
いていないと利用の値打ちがない。関係の皆様に道路整備への力添えをお願いしたい」と求めた。
続けて「いざという時の危険も察しながら仕事に励むドライバーが、自信と誇りを持てるような
労働環境にしなければならない。事業法改正はスピードをもって思惑通りに成立した。働き方改革
を後押しする仏を作った。後はご利益があるよう魂を入れること」とし、改正事業法施行に向け「行政と全国の事業者、組合が三位一体となり、いかなる荷主にも理解、協力してもらうこと」と呼びかけた。