運賃指数過去最高「140」、WebKIT8月

前年同月比16ポイントの大幅増

全日本トラック協会と日本貨物運送協同組合連合会がとりまとめた、8月分のWebKIT成約運賃指数は、前月比9ポイント増、前年同月比16ポイント増となり過去最高の「140」を記録した。運賃指数は2010年4月の「100」を基準とする。対前年同月比では38カ月連続のプラス。18年12月の「137」以来5年8カ月ぶりに過去最高値を更新した。8月末の求車登録件数は前年同月比11・8%増の15万8816件。8月として過去2番目に高い件数を記録した。成約件数は同16・9%減の1万8907件。成約率は11・9%で前年同月比4・1ポイント減、前月比5・8ポイント減だった。8月は猛暑により飲料、夏物商品が活発でスポット輸送の需要が増加したことや、働き方改革の対応が迫られる中で長距離輸送を控える傾向にあること、求車登録件数の大幅増の一方、求貨登録件数が20%近く減少するなど需給が1時的にタイトになったと見る。加えて燃料費、人件費のコスト上昇に対する転嫁要因も重なったとしている。