運輸業、指標改善も停滞感続く

全国中央会7月景況感調査

全国中小企業団体中央会(全国中央会)が25日に発表した7月の中小企業景況調査によると、運輸業は主要3指標(DI)とも前月より改善したもののDI数値は引き続き停滞する。経済活動の再開で上向き傾向だが、コロナウイルスの影響が長引くにつれ経営が圧迫され先行きを不安視する声も増えている。各指標は景況DIが前月より1・9ポイント改善のマイナス81・3。2カ月連続の改善だが上昇は小幅。売上高DIは6・1ポイント改善のマイナス76・4。収益状況DIはマイナス77・3と前月比6・6ポイント、8カ月ぶりの改善となった。ほか販売価格はマイナス17・1(前月マイナス16・0)に悪化。雇用人員はマイナス25・2(前月マイナス26・0)、取引条件はマイナス24・4(前月マイナス20・6)、資金繰りはマイナス48・8(前月マイナス54・2)。