6月2割超減14% トラック運送収入19年比

「影響なし・増加」は45%

新型コロナウイルス感染症によるトラック運送業への影響について、国土交通省の調べによると、6月の運送収入が2年前の同月より2割以上減少した事業者の割合は全体の14%(5月16%)だった。予想では7月17%、8月12%となっている。
国土交通省が全日本トラック協会に要請して行っている定点調査で6月は80社が回答した。
6月の運送収入は2-3割減少が6%(5月7%)、3割以上減少が8%(同9%)。その一方で「影響なし・増加」は45%(同33%)と昨年3月以降では最も高い数字を示しており、扱い品目による2極化の傾向も伺える。
見込みでは7月は2割以上減少が17%(2-3割9%、3割以上8%)で、「影響なし・増加」も26%に悪化する。8月は2割以上減少12%(2-3割4%、3割以上8%)、「影響なし・増加」36%の予想となっている。
6月の品目別の運送収入では、ガソリン・軽油など石油石炭製品6%減、
セメントコンクリート製品5%減が低調だった。
支援制度については、資金繰り支援を45%の事業者が活用し、給付済み。雇用調整助成金を38%の事業者が活用し、給付済みと回答した。