11月 荷主の値上げラッシュに

「自社での吸収に限界」

燃料価格の高騰や運賃など物流費の上昇で、11月は、荷主企業の「製品値上げ」ラッシュだ。段ボール原紙・段ボール製品業界では、古紙や重油など燃料価格の上昇やトラックドライバー不足による物流経費の上昇を転嫁する。王子マテリアル、王子コンテナー、大王製紙、レンゴーの4社が11月1日納入分から、日本製紙グループの3社も11月21日納入分から値上げする。段ボールは、ネット通販など幅広い商品の配送に使用されることから、他のサービス料金にも波及するとみられている。