20年1当死亡事故207件

12月急増で目標未達成

全日本トラック協会によると、2020年の事業用貨物自動車(軽トラックを除く)による第1当事者の交通死亡事故は年間207件と前年(239件)を32件下回り3年連続減少したものの、目標の200件未満に届かなかった。死亡事故件数は昨年11月末まで178件と月平均16件で推移し、200件割れが期待されていた。昨年12月の「第1当死亡事故件数」は29件で前年同月(16件)に比べ13件増と急増。種別でみると、大型は前年比22件減の121件(12月は前年同月比12件増19件)、中型は7件減の50件(同横ばい6件)、準中型は3件減31件(同横ばい3件)、普通が横ばいの5件(同1件増の1件)。12月の大型トラック死亡事故急増が目標達成を阻んだ。国の「事業用自動車総合安全プラン2020」を受け全ト協では「トラック事業における総合安全プラン2020」で、交通事故死者数200人以下、1万台当たりの死亡事故件数1・5を各都道府県の共有目標に掲げていた。