死亡事故5年ぶり増

事業用自動車 重視の国交省が通達

警察庁が15日まとめた交通事故統計で、事業用自動車が第一当事者となった死亡事故件数が、前年比7件増の343件となり、5年ぶりに増加に転じた。このうちトラックは同14件増の289件、バス・マイクロが同4件増の15件、乗用(タクシー等)が同11件減の39件。トラックは、軽貨物を除いても同12件増の270件となった。

5年ぶりの増加を重視した国土交通省は16日、全日本トラック協会などの関係団体に対し、運行管理、運転者教育、安全意識の向上を改めて徹底するよう文書で求めた。

事業用貨物自動車が第一当事者となる死亡事故件数の推移

事業用貨物自動車が第一当事者となる死亡事故件数の推移