ETC2.0 高速割引継続へ105億円
今年度分予算を繰り越しへ
政府が24日閣議決定した2016年度第2次補正予算案に、高速道路料金の大口・多頻度割引最大50%拡充措置を来年度末まで1年延長するための費用として105億円が計上された。今年度と同様にETC2.0利用者に限定するが、同車載器の普及が想定の半分程度にとどまっているため、今年度予算(256億円)の余剰分も来年度分に充当する。一方、従来型ETC利用者への割引拡充措置の適用は半年程度とされていたが、「2.0」の普及が遅れているため、トラック運送業界では猶予期間の延長を求めている。