事故ゼロの日設定、全ト協
4月10日、9月30日、対策の深度化図る
全日本トラック協会は、4月10日、9月30日をトラック運送業界として、全国統一した事故ゼロを目指す日に設定した。交通事故防止意識の醸成に努めるとともに、交通事故被害者団体などと連携し、さらなる事故防止対策の深度化を図る。7日に開催された交通対策委員会で承認された。昨年8月に開催された前回の同委員会で提出された、交通対策小委員会の提言「事業用トラックによる重大事故及び飲酒運転事故防止への対応について」を受けたもの。提言には国の「春・秋の全国交通安全運動」における実施項目の1つ「交通事故死0(ゼロ)を目指す日」とタイアップし、全ト協の定める運動の実施要領に「交通事故ゼロを目指す日」を盛り込むこととしていた。全ト協では「4月10日、月30日は事業用トラックの交通事故ゼロを目指す日です」と記したチラシを作成し各都道府県協会に配布、会員事業者に通知する。チラシには事業用トラックによる悲惨な交通事故は後を絶たず、飲酒運転による人身事故も急増していることなどをグラフで周知。交通事故ゼロの実現に向けて安全運転の確保に努める。