日立物流、米中西部企業を買収

北米事業 TVから自動車へシフト

 日立物流(鈴木登夫社長)は6日、米国中西部(インディアナ州)の物流会社を買収すると発表した。3PLグローバル戦略の一環で、海外での実運送会社取得は07年の東欧チェコ、今年4月の中国内陸部に続き3件目となる。買収する物流会社は自動車部品のミルクランを得意とする企業で、日立物流の北米事業は、これまでの薄型テレビ輸送事業から自動車部品輸送事業へと大きくシフトする。10月中旬から新体制で運営を開始し、来年1月から連結化する。年間売上高で約100億円の増収効果となる見込みだ。