交付金存廃 有効性検証して検討

辻元副国交相 市場原理と規制のバランス重視

 辻元清美国土交通副大臣は14日、就任会見を行い、抱負などを述べた。このなかで副大臣は、軽油引取税の暫定税率廃止に伴う、運輸事業振興助成交付金の扱いについては「これから検討していくことになるが、有効に使われているかどうかを検証しながら、どうするか考えたい」と述べたほか、トラック運送事業の規制緩和見直し論について「市場原理と規制、補助のバランスを取ることが大事だ」と述べた。
 辻元副大臣は抱負として「強さと優しさのある国土交通省をめざしたい」と述べ、国際競争力を備えた新たな産業を支えられる国土交通政策や弱者も気軽に利用できる公共交通政策などを展開していく考えを示した。

辻元副大臣

    交付金について「検討はこれから」と話す辻元副大臣