税制改正作業本格化へ 税調、来週各省ヒアリング

全ト協中西会長、国交相、総務相らに連日の陳情

 鳩山政権下で初めての税制改正作業が本格化してきた。各省は前政権下の8月にまとめた要望事項を見直したうえで、今月30日までに政府税制調査会に提出する。税調では11月5日、6日の2日間で各省要望事項をヒアリングする予定だ。こうしたなかで、中西英一郎全日本トラック協会会長が連日、新政権に対する要望活動を精力的に展開している。19日は前原国交相をはじめ、原口一博総務相、赤松広隆農水相と相次ぎ会談。翌20日は国交省2役のヒアリングに応じ、自動車諸税の軽減、高速道路料金の大幅引き下げ、環境税創設反対、交付金の継続などを訴えた。

政府税制調査会の当面の日程

前原国交相に陳情する中西会長

前原国交相(左)に業界の窮状を訴える中西会長