海コン輸送で新法も

国交省 安全対策検討会議が発足

 国土交通省は4日、国際海上コンテナの陸上輸送安全対策を官民で話し合う検討会議を設置し、初会合を開いた。海コントレーラの横転事故が依然として後を絶たないことから、新たな法律の制定を視野に入れ、さらなる安全対策を検討するもので、冒頭あいさつした三日月大造国土交通大臣政務官は「海上コンテナ輸送により、私たちの生活も日本経済も成り立っているが、そのコンテナが倒れて挟まれ、06年以降だけでも10名の方が亡くなっている」と述べ、委員一同で冥福を祈り黙祷した。さらに「前原大臣の海上コンテナ輸送に係る法整備を行いたいという大方針の下で、意見を頂きたい」と述べた。

海上コンテナ輸送安全対策会議

会議の冒頭、コンテナ横転事故でなくなった人の冥福を祈り、黙祷を捧げる三日月政務官(中央)ら