高速料金 大口・多頻度割引廃止も
国交省検討 「統一料金」の原資に トラック業界の反発必至
国土交通省が検討している来年度の高速道路料金割引で、マイレージ割引や大口・多頻度割引、深夜割引といった既存の割引制度をすべて廃止して、これらを原資として新たな統一料金制度の導入を検討していることがわかった。統一料金では、上限料金をトラック5000円、乗用車2000円などとする案が有力視されているが、営業用トラックで1回5000円超の利用は全体の1割強に過ぎず、負担減は限定的であるほか、大口・多頻度割引が廃止されれば、多くの中小企業にとって負担が増えることになりかねず、業界の反発は必至だ。