主要陸運、回復基調が鮮明に
通期業績、営業増益は7割近くに 減収目立つが、コスト削減等で
大手陸運企業の第3四半期累計(09年4—12月期)の連結決算が出揃った。上場している大手・中堅・地場の主要陸運16社のうち、4—12月期連結決算は売上高の増収が3社(12・5%)のみで13社は前年同期を下回った。貨物輸送量の減少が影響したが、10月以降はほぼ計画通り回復傾向を示している。一方、営業利益の増益は半数の9社と収益の改善がうかがえる。2010年3月期の連結業績は、増収が4—12月期の3社から2社増の5社(31・3%)となり、営業利益の増益は9社から2社増の11社と7割近くが見込んでいる。ただ、1—3月期は不透明感もあり、予断は許さない状況だ。