トラック将来ビジョン検討会、あす発足
10年後のあるべき姿議論 国交省、規制緩和見直しも
国土交通省は2日、トラック産業の将来ビジョンに関する検討会(座長=野尻俊明流通経済大学法学部教授)を設置し、初会合を開く。10年後の2020年に向けて、トラック産業をいかに持続的かつ収益力ある成長産業として発展させていくかとの観点から、産業としてあるべき姿を官民で議論し、実現に向けた検討を行う。具体的には、環境・安全への一層の取り組み、トラック事業の高度化・高付加価値化などのほか、最低車両台数規制の検証など規制緩和の見直しも検討する。6月中に中間整理を行い、その後テーマに応じたワーキングを設置し、来年夏を目途に取りまとめる。