高速道路 割引原資を建設に充当
国交省、財特法を国会提出へ
国土交通省は4日、道路整備財政特別措置法(財特法)改正案をまとめ、与党に提示した。改正案では、これまで高速道路料金引き下げとスマートインターチェンジ整備に使途を限定していた高速道路利便増進事業の使途を高速道路建設に拡大することを盛り込んだ。料金割引のための原資が減ることになり、利用者の料金負担が増すのは必至。一方、既存割引制度の抜本見直しについて馬淵澄夫副国交相は「様々なしがらみのなかで生まれた制度もあり、1つ1つを整理するのは簡単ではない」と述べ、見直し作業が難航していることを示唆した。