荷動き回復も8割止まり

航空輸出は前年比倍増 トラック、鉄道も反転だが…

 2008年9月のリーマンショック以降落ち込んでいた、物流の荷動きが回復傾向を示している。とくに昨年1月、2月に不況前の6割減まで落ち込んだ航空貨物の日本発輸出混載は前年同月比で見ると2倍に回復しており、トラック輸送も特積み貨物輸送量が昨年11月時点で14ヵ月ぶりに前年比プラスに転じた。JR貨物のコンテナ輸送も今年1月に16ヵ月ぶりに前年同月比で増加した。ただ、航空輸出、鉄道コンテナは不況前の8割の水準で、WebKITの求車件数も増加傾向にあるものの、日貨協連はなお慎重な見方を崩していない。

リーマンショック以降の景気動向指数と物流動向