2010トラック春闘 賃上げ全日通5140円
夏季一時金 ヤマト運輸55.5万円
運輸労連(山浦正生委員長)が「18~19日を最大のヤマ場」と位置づけた賃上げと夏季一時金などの労使交渉は、18日に大手15組合のうち、半数以上の8組合が経営側と妥結した。賃上げは平均「4000円を中心」、夏季一時金「60万円以上」の統一要求額で交渉を進めてきた。賃上げと一時金で18日に妥結したのは全日通、ヤマト運輸、トナミ運輸、フットワークエクスプレス、西武運輸、名鉄運輸、札幌通運、日本トラックの8組合。賃上げでは、7組合が前年実績水準および前年実績を上回ったが、08年実績水準を超えたのは札幌通運のみだった。
一方、夏季一時金も妥結8組合のうち、7組合が前年実績に比べ増額を確保した。全日通は、夏季48万5千円と50万円台に届かなかったものの年間100万3千円(前年92万6千円)と、年間で100万円台を回復した。 また、ヤマト運輸の夏季一時金は前年実績を3万4千円増額の55万5千円にとどまった。