被害軽減ブレーキ 今秋に義務化時期決定へ
国交省 20㌧級大型トラックに 価格上昇に業界反発も
国土交通省は今秋を目途に、大型トラックへの衝突被害軽減ブレーキの装着義務付け時期を決断する。自動車交通局長の諮問機関である安全基準検討会で検討されているものだが、欧州では2013年に義務付けを実施する方向で、自動車の国際的な基準調和の観点から、こうした動向も見極めて判断する。事業用自動車の交通事故死者数半減に向けた切り札だが、車両価格のさらなる上昇も懸念され、早期の義務付けにはトラック運送業界からの反発も予想される。