高速料金見直し、国会審議踏まえ検討
前原国交相 引き下げ期待も予断許さず
前原誠司国土交通相は22日、記者団に対し、民主党側から要望があった高速道路新料金の見直しについて、現時点で見直しは行わないが、連休明けにも見込まれる財特法改正案の国会審議を踏まえて検討する考えを明らかにした。国会審議で見直しを求める声が多ければ、応じる用意があるとの趣旨とみられるが、23日の閣議後会見では「党から建設促進を要望しておいて、値段が上がっていかんというのは二律背反だ」と語気を強めた。トラック運送業界では、新料金の見直しにより、短距離利用の料金引き下げに期待が高まっているが、予断を許さない状況だ。