高速新料金反対で総決起大会

静岡県ト協 1440人が参加

 「高速道路料金の上限制と各種割引制度の廃止は、県内トラック運送事業者にとって実質的な値上げだ。新料金には反対」——。静岡県トラック協会(大須賀正孝会長)は11日、静岡市青葉区の青葉イベント広場で「高速道路料金実質値上げ反対総決起大会」を開いた。大会には県内事業者ら1440人(主催者発表)が参加。国会議員は牧野聖修、小山展弘、斉木武志氏(いずれも民主党)の3代議士が出席した。
 トラック運送業界における高速道路新料金制度への大規模な反対総決起大会は、静岡県が口火を切り、今後は全国各地に広がりそうだ。静岡県での総決起大会では、大須賀会長が、高速道路料金の「新制度は実質値上げであり、トラック運送事業者にとって大変な経営危機だ」と、業界の窮状を訴えた。

新料金制度に反対する静岡ト協の会員ら1440人が集まった。