貸した6千億円返して

自賠責保険料積立金→一般会計 自動車ユーザーらの声高まる

 自賠責保険料で積み立てた資金の多くが国の一般会計に貸され、未だに6000億円近い金が返済されていない問題を巡り、自動車ユーザーや交通事故被害者、損害保険会社など関係者の間で、早期の返済を求める声が高まっている。18日に都内のホテルで開かれた「自動車損害賠償保障制度を考える会」(座長=福田弥夫日本大学法学部教授)では、「保険料は共助の精神で自動車ユーザーが収めたものであり、返すべきだ」などとする意見が相次ぎ、政府に対し要望書を提出することを決めた。

自賠責を考える会

     会合では一般会計からの返済を求める声が相次いだ